スポーツ庁の予算や目的は?メリットやデメリットは?
2015年10月1日。
日本でもついに「スポーツ庁」が発足しました。
海外に比べて、遅れていると言われている日本のスポーツ関連事業。
これから東京オリンピックに向けて選手の育成に力を入れていきます。
では、スポーツ庁の予算はいくらなのか?そもそも設立した目的は?
メリット・デメリットは?ということについて説明していきますね。
スポーツ庁の予算はいくら?
新たに設立されたスポーツ庁。
初代長官は、ソウルオリンピック背泳ぎ金メダリストの鈴木大地氏。
「日本人がスポーツで活躍できる場を増やす」と熱く意気込んでいます。
それでは、気になるスポーツ庁の予算はいくらなのでしょうか?
スポーツ庁の来年度予算の概算要求では過去最高の367億円を計上しました。
367億円と聞いても、数字が大きすぎてちょっとピンとこないかもしれません。
ですので、比較のために海外のデータを見てみましょう。
こちらのデータは平成23年度のものですが、参考になると思います。
(引用:スポーツ関連予算資料・文部科学省)
見てほしい部分は右から二番目の「対日本比」の項目です。
日本を1とした場合、他の国がどれくらい選手に
お金をかけているのかが数字でわかります。
例えばイギリスは10.24です。
つまり、日本の10倍近くのお金を選手に投資していることになります。
おとなりの韓国でさえも5.19と日本の5倍超!
日本のスポーツ界はかなり遅れていると言わざるを得ませんね。
メジャースポーツの選手はいいですが、マイナースポーツの選手は
世界で活躍できるレベルでも国からの援助がほとんどん無いため、
海外遠征やコーチに習ったりするレッスン費用を
自分で捻出しなければなりません。
予算が増えたことで、もっと活躍の場が増えていくことが予想されます。
日本のスポーツ界がさらに発展してけばいいですね。
スポーツ庁の目的は?
では、スポーツ庁を設置した目的はなんでしょう?
大きな目的は
「2020年度の東京オリンピックでの金メダルの量産」です。
やはり、オリンピックで選手が金メダルを取ると国内は盛り上がります。
長官の鈴木大地氏は「東京オリンピックでは金メダルを16個取る!」
と意気込んでいます。
スポーツ庁の主な仕事内容を説明しますと、
- 「政策課」・・新たにスポーツの基本計画を立てる
- 「スポーツ健康推進課」・・スポーツの普及や子供の体力向上を目指す
- 「競技力向上課」・・選手強化への支援
- 「スポーツ国際課」・・国際大会などを日本に招致する
- 「オリンピック・パラリンピック課」・・2020年度東京オリンピック・パラリンピックの準備を行う
となっています。
オリンピック以外にも、国民全体にスポーツを浸透させていくのが目的です。
スポーツ庁のメリットは?
スポーツ庁を設置するメリットを説明していきます。
スポーツ選手の力が強くなると、国際大会でも勝てるようになります。
国際大会で勝ち、世界チャンピオンが誕生すれば、
日本の世界からの評価も高まり、国力のアップにもつながります。
また、世界で活躍する選手が出ると、その選手の知名度は一気に高まります。
知名度が上がればスポンサー企業が名乗りを上げて、応援するようになります。
そして、企業CMにも使われるようになります。
結果、選手には大きなお金が入っていくことになり、その選手がお金を
使うことで経済が潤うという好循環も期待できますし、収入が増えれば
税収も増えることになり、国の力が上がることにつながります。
スポーツ庁のデメリットは?
スポーツ庁のデメリットは、やはり「お金」です。
新たに役所が増えれば、当然お金もかかってきます。
そのお金がどこから捻出されるのかといえば、国民の税金です。
スポーツ庁の予算が上がれば税収や国債の発行高が増えてしまう恐れもあります。
まとめ
スポーツ選手の長年の夢だった「スポーツ庁」
これによって、今まで自費で頑張っていた選手が
もっと活躍できる場が増えるでしょう。
そして東京オリンピックではたくさんの金メダルを取って、
日本を元気にして欲しいですね。
タグ:スポーツ
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