薬をコーヒーで飲むのは大丈夫?どれくらい時間が経てば飲める?
「薬を飲むのは水が一番です。コーヒーでは飲まないでください」
って話を聞いたことがありますか?
水もコーヒーも同じ水分なのに、薬を飲むのはどうして水じゃなければ
ならないのでしょうか?コーヒーでも大丈夫なんじゃない?
薬を飲んだあとはどれくらい時間が経てばコーヒーを飲んでもいいの?
ということについて説明していきます。
薬をコーヒーで飲むのは大丈夫?
コーヒーには「カフェイン」が含まれているのは有名な話ですね。
では、そのカフェインにはどのような作用があるのか?
というところから説明していきます。
カフェインは英語で書くと「Caffeine」となります。
違う正式名称があるのですが、コーヒーに多く
含まれているため、この名前がつきました。
カフェインの主な作用としては
- 「神経を興奮させる」
- 「利尿作用」
- 「不眠」
があります。
カフェインは法律で制限されている薬物ではありませんが、
人の脳神経に影響を及ぼします。
さらに、薬が人体に吸収されるのを阻害する可能性があります。
また、薬の中には「無水カフェイン」が含まれている場合があり、
コーヒーと一緒に飲むと、
薬の「無水カフェイン」+コーヒーの「カフェイン」により、
体内のカフェイン濃度が上がってしまうおそれがあります。
カフェインの過剰な摂取のより次のような症状が起きると言われています。
- 骨が弱くなる
- 貧血
- 自律神経の乱れ
では、実際にコーヒー一杯にどれくらいの
カフェインが含まれているのでしょうか?
およそコーヒー一杯140ccとして、その中に含まれている
カフェインは50mg~70mgです。
一方、よく飲む頭痛薬や風邪薬などにふくまれる無水カフェインは、
頭痛薬なら一袋に約80mg、風邪薬は25mg程度含まれています。
(※あくまでも、これは平均的な数値ですのでご確認くださいね)
ということは、コーヒーで薬を飲んだ場合、
薬2つ分のカフェインを摂取してしまうことになります。
これではカフェインの取り過ぎて、薬を飲んだのに逆に体に
悪いことをしている、ということになってしまいますね。
ですので、体のことを考えると薬を飲む場合は
「水」もしくは「ぬるま湯」で飲むのが一番です。
薬を飲んだあとコーヒーを飲めるまでの時間は?
もらった薬の処方箋には「コーヒーなどと一緒に飲まないでください」
と書いてある場合があります。
薬剤師が言うには、この意味は
「薬を服用している期間内は、コーヒーを飲まないでください」
ということらしいです。
私はコーヒーが好きで、一日に5~6杯は飲みます。
薬剤師さんの言うことに従うと、しばらくはコーヒーが全く飲めない、
という状況になってしまいますね。
これは困った。どうしよう?
中外製薬によると、薬が体内に入ってから、溶けて効果を
発揮するまでにかかる時間は15分~30分です。
体内に取り込まれた薬は胃から腸へ行き、最終的に肝臓に行きます。
そこから血液中に入っていき体内に回っていくという仕組み。
そう考えると、薬を飲んでから少なくとも30分は開けるべきですね。
おすすめはできませんが、薬を飲んで30分が経ち、体に効果が
現れてきたら多少のコーヒーを飲むのは良いのかもしれません。
ただし、これは各自自己責任でお願いします。
まとめ
薬とコーヒーの関係はいかがでしたか?
薬をのむ際は水が一番良いんですね。
コーヒーが好きな方は、薬を優先するのか?コーヒーを優先するのか?
迷うところですね。
症状が治ればまた好きなだけ飲めますよ。
タグ:健康
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やっぱり薬とコーヒーは合わないのですね。今風邪薬を飲んでいるので、薬を飲んでいる間は我慢します。