健康診断で飲酒を前日にしたら?何日前から飲酒量を減らす?
健康診断に飲酒はどのような影響をあたえるのでしょうか?
特に前日に飲酒してしまった場合は?
何日前からお酒をやめれば正常な検査結果が出るのか、飲酒量は
関係有るのか?ということについて説明していきます。
健康診断で飲酒を前日にしてしまったら?
ついつい付き合いで飲酒をしてしまった。
しかも健康診断前日だった。どうしましょう?
健康診断では前日の21時以降は水を控えるようにと指示があります。
特に「バリウム検査」や「胃カメラ」を飲んだり「腹部エコー検査」
がある場合は胃の中に水分があると、水の部分が映らなくなってしまったり、
バリウムが水分で薄められて綺麗に映像が撮れない場合があります。
ですので、前日のアルコールを控えるのは当然のこと。
もちろん、当日のアルコールもダメですよ。
それに、ご存知だとは思いますが飲酒によって
摂取したアルコールは肝臓で分解されます。
つまりお酒を飲んだ直後は、肝臓が通常以上の働きをするため、
結果的に肝機能の数値が高くなります。
肝機能の数値が高くなって、正常値の範囲を超えてしまうと
再検査になるおそれもあります。
できれば一度で健康診断は済ませてしまいたいので、再検査は避けたいですね。
また、飲酒は尿検査にも影響がある場合があるので、
健康診断の前日および当日の飲酒は控えて下さいね。
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健康診断で飲酒は何日前からやめればいい?
よく飲酒をする人は、体内のγ―GTP(ガンマ・ジーティーピー)の
数値が高くなっています。
γ―GTPの正常な値は
成人男性で50以下,成人女性で32以下と
国際単位で決まっています。
ですが、もしγ―GTPが50以上あったとしても、100以下の場合は、
禁酒をすればすぐに正常値に戻ります。
ただ、毎日飲酒している人はアルコール性脂肪肝の状態になっているので、
γ―GTPの値は下がりにくくなっています。
またγ―GTPの値は年齢を重ねるほど下がりにくくなるとも言われています。
ですので、健康診断を受ける際、
毎日お酒を飲む人、特に年齢が高めの人は
余裕を持ってお酒をやめる必要があります。
目安としては健康診断の2週間前です。
2週間アルコールの摂取をやめれば、γ―GTPの値は少しずつ下がってきます。
ただ個人差があるので一概に「いくつ下がる」とは言えません。
飲酒を控えることで健康診断の結果が正常値になっていればいいですが、
正常ではない場合は、病気にかかっている可能性もありますので、
しっかりと精密検査をしてもらって早めの発見をしてくださいね。
実はこのγ-GTPは、ウコンを飲むことで下がるということも知られています。
特に秋ウコンに含まれるクルクミンという成分がγ-GTPを下げてくれると
言われています。
健康診断で飲酒量は関係あるの?
一般的に言われている適度な飲酒量は、
一日ビール一本。日本酒なら一合。
と言われています。
個人差がありますので「こんな量じゃ全然飲んだうちに入らないよ」
と思う方も多いと思いますが、健康のことを考えると
これぐらいがベストなのです。
また、「お酒を飲んだほうがよく眠ねるんだよ!」と言う方も
いらっしゃいますが、お酒は薬ではありません。
眠りにつくのは早くなるかもしれませんが、眠りの質が落ちるため、
夜中に目が覚めてしまったり、朝早く起きてしまうなどの現象が起こります。
前章でも書きましたが、飲酒量が多い、つまりアルコールの摂取量が
多い人はγ-GTPの値が高くなっています。
ですので「飲酒量が多いな」と感じている人は
健康診断前には控えて少なくしていって下さいね。
まとめ
毎日晩酌を楽しんでいる人にとって、よるお酒を我慢しなければいけないのは
結構キツイものがあります。ですが、飲酒は適量が大事です。
飲み過ぎは肝臓や体のさまざまな部位に悪影響を及ぼすおそれがあります。
健康診断の結果を見て、生活習慣を見なおしてみるのもいいかもしれませんね。
※健康診断に関する記事はこちらにまとめてあります。
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