中秋の名月と十五夜の違いは?満月になるの?
中秋の名月を見てますか?
秋の風物詩の1つですのでぜひお見逃しなく。
ところで、
- 中秋の名月と十五夜の違いはあるの?
- 中秋の名月の十五夜は満月になるの?
なんてことを急に聞かれたら答えられますか?
わかりやすく説明していきますね。
中秋の名月と十五夜の違いは?
「中秋の名月」「十五夜」どちらも良く聞きますが、
その違いはどこにあるのでしょうか?
現在では十五夜といえば8月15日を指しますが、
昔はそうではありませんでした。
十五夜は満月のことを意味し、1回だけじゃなく、
一年間に12~13回あったのです。
ただ、全ての十五夜で満月を見ることが出来たわけではなく、
特に空気が澄み渡って綺麗に見えたのが旧暦の8月15日でした。
それで月を見て宴を開くようになったのです。
始まりは平安時代からと言われています。
江戸時代になると十五夜は収穫祭として広く親しまれるようになりました。
秋の真ん中の時期を「中秋」と言い、8月15日のことを指します。
なので中秋の名月とは8月15日の月ということになり、十五夜と
同じ意味になるのです。
旧暦の8月15日は2015年度の9月27日(日)です。
中秋の名月の十五夜は満月になるの?
中秋の名月と言うくらいだから、この日は満月になるのかな・・・
って思いがちなんですが、実は違うんです。
中秋の名月=満月ではないんですよ。
まず、どういう時に満月になるのかといえば、
天文学をちょっと知る必要があります。
ややこしいので簡単に国立天文台のデータをお借りしますと、
満月は2015年9月28日と計算されています。
中秋の名月は9月27日だから1日ずれてますよね?
たった1日のズレなのでほぼ満月に近い形で見ることは
出来ますが、厳密に言うと満月ではありません。
その理由は、月の1ヶ月の周期が30日ぴったりじゃないからです。
正確には29.5日なんですよ。
だからちょっとずれるんですよね。
ちなみに中秋の名月が本当に満月になるのは2021年です。
いまから6年後の話です。遠いですけど、ちょっぴりロマンチックですね。
中秋の名月・・・暦上のもの
満月・・・天文学で決まるもの
と考えてください。
まとめ
中秋の満月=十五夜ってことがわかっていただけたと思います。
ただ、正確には満月ではないんですね。
それでは空が晴れて綺麗な月が見えますように♪
タグ:豆知識
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