シルバーウィークの由来は?5連休になるには?老人週間と違うの?
今年は9月に5連休があり「シルバーウィーク」と呼ばれています。
5連休の内容は
- 9月19日(土)
- 9月20日(日)
- 9月21日(敬老の日)
- 9月22日(国民の休日)
- 9月23日(秋分の日)
の5日間。
この連休がシルバーウィークと言われる由来はなんでしょう?
敬老の日が入っているから、なんとなく、
「敬老」=「シルバー」
というイメージがあると思うんですが、実はぜんぜん違うのです。
シルバーウィークの由来
歴史は1951年にさかのぼります。当時、現在のゴールデンウィーク
の時期である5月上旬に「自由学校」という映画が公開されました。
それが、大ヒットしお正月やお盆の時期よりもお客さんが入ったのです。
それで、多くの人に見てもらおうと、映画会社の専務が作った造語が
「ゴールデンウィーク」でした。
ゴールデンウィークは春の大型連休の事を指していますね。
大型連休は9月にもあります。この秋の大型連休を
ゴールデンウィークに対して「シルバーウィーク」と呼ぶようになったのです。
つまり、ゴールドの「金」にたいしてのシルバー「銀」なので、
敬老の日は全く関係ないことになります。
「敬老の日が入っているからシルバーウィークって言うんだろう」
と勘違いされやすいのですが、実は金に対しての銀ということだけなんです。
シルバーウィークが5連休になるには?
シルバーウィークが2015年度のように5連休になるには条件があります。
毎年5連休になるわけではありません。
まず、国の「ハッピーマンデー制度」により、
敬老の日は9月の第3月曜日に決まりました。
また同じく国の「国民の祝日に関する法律」により、
祝日と祝日に挟まれたあいだの日は休日になることが決まっています。
ということは「秋分の日」が9月の第3週目の
水曜日だった場合に5連休になるのです。
秋分の日は天文計算でのみ日付が決まります。それによると秋分の日は
- 9月23日(1980年~2011年)
- 9月23日(2012年~2044年)・・うるう年のみ9月22日
- 9月24日(2104年、2107年)
になります。
これで計算すると、前回5連休だったのが2009年で、
次回が2015年(今年)その次が2026年となっています。
次まではかなり遠いですね。
シルバーウィークと老人週間は違うの?
シルバーって言うと「老人」というイメージがあるから、
シルバーウィークは老人週間と同じだと思ってしまいがちなんですが、
実は違います。
もともとは9月15日を敬老の日と定めていました。
敬老の日とは1947年に制定された”としよりの日”が始まりです。
年寄りの日は、
「老人を大切にし、年寄りの力を借りて村作りをしよう」という
目的のために作られたもので、敬老会が盛んに行われていました。
やがて”としより”という響きが良くない、という話になり現在の
「敬老の日」となったのです。
その敬老の日がハッピーマンデー制度により9月15日から移動し、
9月の第3月曜日になりました。
実はこの変更には高齢者団体から多くの反発がありました。
それにより、老人福祉法が改正されて従来敬老の日だった9月15日を
「老人の日」と制定し、9月15日から1周間の9月21日までを
「老人週間」と定めたのです。
ですので、シルバーウィークと老人週間は別物なのです。
まとめ
2015年度のシルバーウィークは5連休です。
いろいろ遊べますよね♪
今から計画しておくといいですよ。
タグ:豆知識
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