読書感想文の書き方は高校生ならこの構成で。書き出し方とおすすめの本
苦手な読書感想文を書かなければならない時期になったようですね。
「普段、本なんてそんなに読まないし、感想文書くの超ニガテだよ~」
大丈夫、そんなあなたにも読書感想文は必ず書けます。
読書感想文の構成の作り方と、書き出しの文章例、
おすすめの本までを詳しく解説していきますね。
読書感想文の書き方は高校生ならこの構成で
読書感想文には書き方があります。
”構成”と言われるものですね。
ただ、あらすじをだらだらと書いてしまいがちですが、
あくまでも感想文なんだ、ということを忘れずに行きましょう。
構成も幾つかパターンがありますので、自分が書きやすそうな物を選んで下さい。
まず、あらすじに関してですが、あまり書き過ぎないようにします。
読書感想文ですので、あらすじは最低限で。
裏表紙に書いてあるあらすじを参考にするといいでしょう。
登場人物に関しての説明もちょっとあってもいいですね。
印象に残った登場人物のセリフを書くのもありです。
では具体的な書き方です。
まずは、本全体を通して、一番印象に残ったシーンをピックアップします。
いくつも選んでしまうと、結局何が書きたいのかブレてしまいますので、
1つに絞ること。
そして他の部分は思い切って切り捨てるようにしましょう。
もし、まだ読む本が決まらないなら、
先にテーマを決めてから本を選ぶのも1つの方法です。
「青春」とか「生きる」とか「家族」とかですね。
次にさきほどの構成を元にして下書きをザックリ作りましょう。
「大体このような流れで書こうかな」って感じで大丈夫です。
そして印象に残った登場人物のセリフをピックアップします。
それに対して、自分の考え、体験談などを書いていきます。
主人公の行動を自分だったらどうするか?ということと比較します。
「ここで彼はこういう考えから、この行動をとった。
私には同じことが出来るだろうか?私だったらこの場合はこういう風に考える。
それは私の性格が◯◯で、基本的には◯◯と考えているからだ。」
という風に書けばよいでしょう。
読んだことによる自分の考え方の変化。
小説を読み終えれば、必ず自分と違う考え方に出会います。
「私は普段はこういう考え方で生きてきたけど、こういうものの見方が
あったんだ。今後の人生に取り入れていってもいいかもしれない。」
このような構成で書いていってみてください。
読書感想文の書き方は高校生ならこの書き出し
いざ、読書感想文を書くぞ!って思った時に悩むのが最初の書き出し。
う~ん、この書き出し部分って何を書けばいいんだろう。
なにかインパクトが有ったほうがいいのかな?
私が昔、車輪の下の読書感想文でこういうのを読んだことがあります。
「ハンスの青春は一体何だったんだろうか?」
という書き出しで始まるものでした。
書き出しに読者への問いかけを持ってくることで、
一気に読者の興味をそそります。
このように、謎を掛けるような書き出しも効果的です。
他にも、
「◯◯について、人はどう感じるだろうか?」
「◯◯について、自分は今までそれほど深く考えたことはありませんでした」
もいいですね。
もしくは一番印象に残った文章や、登場人物のセリフを持ってきます。
または、この本を読むきっかけを書くのもいいです。
いくつか例文をあげますね。
読書感想文に高校生へのおすすめの本
高校生が読書感想文を書くに当たおすすめの本を紹介します。
どの本も話題になったことがあるもので、読んでいる人も多いから、
共感してくれる人もたくさんいると思います。
「火花」:又吉 直樹
お笑いコンビ「ピース」のロン毛の方の又吉直樹が書いた小説。
笑いとはなにか、人間とは何かを問いかける作品。
ジャンルが「純文学」に分類されるため、表現が詩的な部分が多い。
最初はちょっと固い文章なのでとっつきにくいかもしれないけど、
一度波に乗れば一気に読みきってしまう。
今話題の小説だし、読書感想文には持ってこいの一冊。
「永遠の0」:百田 尚樹
発行部数300万部を突破した大ヒット作。
主人公が自分の祖父が特攻で戦死したということを知り、興味をもつ。
そして、祖父と共に戦争を戦ってきた人たちを訪ねて行き、祖父が
どんな人物だったのかを聞いていく。「凄腕ゼロ戦乗り」と言われた祖父が
なぜ命を落とさなければならなかったのか?
この小説は、ちょっと長いんだけど内容が深く、面白い。
戦争が題材となっているので、生きること、死ぬことについて考えさせられる。
現在の自分と当時の特攻隊の青年の年齢がそう変わらないこともあり、
感想文は書きやすいと思います。
「風が強く吹いている」:三浦 しをん
大学で箱根駅伝出場を目指す主人公が仲間を次々と集める。
マラソンなんて全然したことのないメンバーが猛特訓を重ねていくことにより、
足が徐々に早くなり、予選を突破し、ついに出場へ!
メンバーの友情や葛藤を描いた作品。
「アルジャーノンに花束を」:ダニエル・キイス
最近、山Pが主演のドラマでやってましたね。
実はこれは結構古い小説で、最初に出版されたのは1959年です。
知的障害をもつ主人公が頭を良くするための脳手術を受ける。
それによりIQは68から185まで上昇し、天才児となる。
しかし、頭が良くなるに連れ本当の周囲が見えてきて、今まで騙されてきたことや
いじめられてきたこと、本当は気づきたくないないことに気づく。
しかし、手術は実は欠陥があり、徐々に知性が元に戻っていく・・
「告白」:湊 かなえ
映画化もされていて、発行部数254万部の大ヒットミステリー小説。
ある学校の教師の一人娘が死んだ。事故のようにみえたが、実はクラスに
真犯人がいたのだ。その教師は真犯人を見つけ、復讐をしていく。
その他
「長い小説は読めない!」という人におススメなのは
星新一さんのショートショートです。
星さんの小説はどれも超短く、あっという間に読み終えることが出来ます。
長い本が苦手な方はぜひどうぞ。
まとめ
読書感想文コンクールなどで上位に入賞している作品を読んでみると、
自分の意見、考えがしっかりと書かれています。
あらすじはほとんどありません。
どうしても書き方がわからない場合は、入賞作品を読んで
参考にして見るのもいいでしょう。
それでは頑張ってくださいね!
タグ:豆知識
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